住宅を購入するときには内覧をするのが一般的です。中古物件にしろ、新築の建売物件にしても、事前に内覧をしてから購入するという流れが普通でしょう。しかし、競売物件の場合だとこの内覧ができません。室内をチェックしたいと思うのが普通の感覚ですが、競売物件に限ってはそれができないので注意が必要です。
ただ、所有者の許可をとることができれば内覧できるケースもあります。許可さえとれれば内覧はできるのですが、基本的にはできないと思ったほうがよいでしょう。では、どのようにして物件の情報を得ればよいのかということですが、裁判所が物件に関する資料を用意しています。評価書や現況調査報告書などを用意してあるので、それで物件の情報を得ることになります。
内覧はできないものの、外から建物を見ることはできます。そのため、資料だけでは不安という方は実際に建物を現地まで見に行くのもよいでしょう。外から見ただけでも何となく雰囲気はつかめるでしょうし、どのような場所にある物件なのかも分かります。周辺の環境も併せてチェックできるので、実際に現地に足を運んで確認しておきましょう。駅からの距離、周囲にどのようなお店があるのか、といったことも要チェックです。