競売物件を買おうとする際の注意点
支払いは一括払い
競売物件を購入する上で覚えておくべきことはいくつかありますが、そのうちの一つが、購入は現金一括払いのみということです。一般的に、住宅を購入するときには住宅ローンを利用することになりますし、現金一括払いで購入するということはまずありません。しかし、競売物件に限ってはローンを組むことができず、あくまで現金による一括払いとなっています。
競売物件は最初に保証金を振り込む必要があり、落札したら物件の代金も必要となります。これらすべての金額を、現金一括払いしなくてはなりません。これが競売物件を手に入れる上での大原則となるので、覚えておきましょう。競売物件をローンで購入できた、というネット上の話などもありますが、これはかなり稀なケースといえます。基本は現金による一括払いだと覚えておきましょう。
現金による一括払いが原則なので、資金調達をどうするかということを事前にしっかりと考えておく必要があります。自己資金でどれくらい賄えるのか、銀行など金融機関から融資を受けるかどうかについても考えておきましょう。銀行から借り入れして、それを支払いにあてるという方法もありますが、この場合でも金融機関に一度相談しておいたほうがよいでしょう。